ゼルダ BotW vs Witcher3

唐突にWitcher3の話をした直後に唐突にゼルダの話をします。BotW買いました。国産オープンワールドRPGって最初は不安だったけど意外と良くできてる。楽しいです。ファーストインプレッションで比較した感想を書きます。Witcher3はなんだかんだで一年以上やっているのでサードインプレッションくらい。

フィールドとリアルさ

どちらもリアルの方向性が違う。Witcher3は写実的で、中世ヨーロッパの街や郊外を忠実に再現したようなリアルさ。本当に見とれてしまうくらい美しい。うちでは画質を落としてあるからか、細部が油絵のように塗り潰れているんだけどそれもまた良い。


BotWのハイラルはカートゥーン調にデフォルメされているけれど、物理的にリアル。強い風が吹けば木々がなびくのはもちろん、弓矢やアイテムが風下に転がっていく。川では流れに逆らって泳ぐと強い抵抗がある。鳥や動物を狩ることも、カエルや虫を捕まえることもできる。木に登れるしりんごも取れる。手が届くなら登り直さずにジャンプでとってもいい。こうすればこういう反応がありそうだな、と思うことはだいたい想像通りに反応してくれる。楽しい。魚を弓で射ればちゃんとあたる。もちろん全てではないけど。家屋を燃やしたりはできません。


Witcher3にはそういう物理的なリアルさがちょっと欠けている。木には登れないし野生の動物も狩れない(狼は例外だが)。川から上がると水が滴るがあくまで演出だし、燃えるのは蜜蜂の巣くらい。彼らは基本的に背景の一部だ。

地理の話に戻ると、Witcher3はリアルというか、説得力があるという方が良いかもしれない。街の門をでるといきなり無人のフィールドが広がっている…わけではない。畑があって、果樹園があって、それを耕す農家が点在している。更に進むと貴族の別荘がある。大きな町と町をつなぐ街道沿いには砦が、辻には祠があり、人々が行き交うことを示す兆候が途切れない。現実の中世世界をよく研究している。

ハイラルはフィールドにできるだけ変化をつけて飽きさせまいとした努力が見える。町と町の間を「目新しさで埋めよう」とした努力の跡。でもひとつひとつの地理に説得力が欠けているように感じた。廃屋があっても、なぜそこにあるのかわからない。村から遥かに離れた場所に馬の訓練場がある。それって不便じゃないかな?ゼルダの伝統に従っているといえばそうなんだけど。街道をNPCが拠点と拠点をちゃんと行き来しているのは素晴らしいのに街道沿いは廃れたままだったり。なお木草などのオブジェクトの密度はだいぶ頑張っている。

ストーリー

Witcher3はクエストドリブンなゲーム。NPCから受けるクエストが山のようにある。新しい街、新しい集落にいって何をするかというとクエストだ。受注型クエストではないイベントもあるにはある。偶然出くわした盗賊を追い払って村人を救ったり、死霊を退治したりすることもある。でもウェイトは小さい。クエストを受注したら目的の場所へいって、戦ったり交渉したり、探偵の真似事をしたりして解決し、依頼人のもとへ戻る。他のゲームと違うところはクエスト一つ一つに非常に力が入っていて起承転結があり、同じことの繰り返しと感じさせないこと。自然と同じ地域を何度も行き来することになるので風景は覚えやすい。プレイヤーなら「あーあの場所ね」とすぐ思い出せる風景があるはず。

「首吊りの木」

グライム砦からノヴィグラドに向かう途中の農場も素晴らしい

BotWは強いて言えば探索ドリブンなゲーム。広大な大地を与えられて、どうぞ探索してくださいと言われている感じ。探索を終えたあとの土地には再び訪れる用事がなさそう(重要拠点を除けば)。受注型クエストはそこそこあって、これは他のOWRPGを参考にしてそう。もっとも中身はミニゲーム的で、きのこを10個集めてきてとか村の中のニワトリを集めてきてというシリーズのお約束に沿ったものが多い印象。長くて難易度が高かった従来のダンジョンは「祠」として各地に分散していて、ひとつ5分くらいで終わるライトなものに代わっていた。ただし長いダンジョンも健在らしい。


次回につづく

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