カルテル・タイクーンの続き

カルテルタイクーンのデモ版は連続するミッションをクリアすることで進むチュートリアルスタイルになっている。けど仕様の説明が不十分だったりしてけっこう詰まる。最初のミッションからしてすでに罠。

efficiency

最初のミッションは大麻畑を計5つにし、加工ラボの efficiency を40%にするというもの。すでに3つの大麻畑があるのだからその周りに2つ追加したくなるが(それは合っているのだけど)、そうすると別の問題が起きる。

の efficiency は作物の育成効率のことだが、加工ラボの efficiency はラボの稼働時間のこと。要するに休みなく働かせればあがる。しかし原料大麻を運ぶためのトラックは倉庫にしかなくて、追加できない。しかもトラック一台で運べる量が僅かなのでトラックに頼ると40%を超えるのは難しい(ラボにうまく接続するようにもうひとつの倉庫と追加の畑を並べれば上手く運んでくれるかも)。

なのでプレイヤーが、唯一のルテナントで主人公らしきフェリックス・ビホ 通称エル・グランヘロを操作して運ばせよう。倉庫に戻る時は move で。エル・グランへロは「農民」という意味らしい(最初ブラザーと書いていたが間違い。カルテル名と混同した)。中南米のカルテルメンバーはたいていこの種のニックネームを持っている。


UIはすごくしっかり作ってあるのになぜ自動的に戻ったり配送したりできないのか。

追記:これであっさり行けた。ひとつのラボに対して2つの倉庫、そしてそれぞれの倉庫に対して複数の畑を繋ぐ。トラックの制限上、畑が多すぎると倉庫からラボへの輸送が滞って、かえって効率が落ちる。


これで上手く行かなければ道路の接続がまずい可能性があるのでヘルプを見よう。道路のつなぎ方のヘルプ。他の施設の敷地を経由していると繋がっている扱いにならない。ただしルテナントは敷地を越えて先へ進める。


トラックを追加するにはしばらくあとに利用可能になる研究施設で倉庫のレベル2を作るか、甥のエクトル・アレハンドロが仲間になったあと彼のユニーク能力で一時的に増やすしかない。

Dirty money を銀行でロンダリングするミッションも最初はフェリックスで運ぶ。これはあとでレジテンスを手に入れると自動化できる。

Additional Destination

レジデンスを入手したときに説明されるものの、もう一つわかりにくいのは Additional Destination の扱い。「追加の目的地」といってもそこへ運ぶだけでなく、そこから運んでくることもできる。どこまで綺麗に自動化されるかは謎だけど。
ミッションで指示されるようにレジデンスの Additional Destination に空港と銀行を指定すると、空港から違法資金を持ち出し、いったんレジデンスまで持ってきてから銀行へ運んでくれる。


偽装工場 workshop を設置したあと、偽装工場の logsticsタブから Additional Destination で空港を指定すると空港まで荷物を運んでくれる(赤矢印)。倉庫に戻すことはできないようだ。
倉庫の Additional Destination では範囲外の偽装工場(A)を指定できるが、効果範囲内の工場(B)は選べない。範囲内の工場は指定せずとも自動的に運んでくれるが、こういう違いもわかりにくい。

その他

デモプレイ全体を通して悩まされるのがストレージオーバーで破棄される大麻や現金。破棄が起きると警察の注意を引いてしまう。ストレージが満杯でも物品が運び込まれて破棄されてしまう。今のところ畑を作りすぎないくらいしか対策は取れないようだ。

では製品版を期待しておしまい。

カルテル・タイクーン:Cartel Tycoon


個人的にとてもタイムリーな新作シムを見つけてしまった・・・

麻薬カルテル運営シム。UIやフィールドの雰囲気はとてもいい感じ。操作性もいい。こういうマイナーゲームにありがちな操作の反応の悪さとか、グラフィックの不自然さはほとんどない。部分的に仕組みがわかりにくいところはある。


フィールド上にはプレイヤーが壊したり設立したりできない都市と集落があり、都市は拠点として利用できる。
畑、加工施設、レジデンツ(隠れ家みたいなもの)、飛行場はプレイヤーが新設したり壊したりできる。

キャラクターはゲーム用語ではルテナント。プレイヤーが直接指示を出して移動させたり金品を運ばせたりできるほか、畑の生産量を増やすなど、ユニーク能力を持っている場合もある。


組織図もあるがいまのところUIのみ。昇進、報酬、役職、裏切り、引抜き、処刑などは一切ない。自由にリクルートできる様子もなく、新メンバーはストーリーミッションの報酬のようなかたちで加入する。


畑で生産できる品目は麻薬の原材料である大麻とコカ以外に野菜などもある。トロピコと似ていて場所によって栽培の向き不向きがある。


麻薬の生産チェーンはこんな感じ。
畑→(1)倉庫→(2)加工ラボ→(3)倉庫→(4)偽装作業→(5)空港などの密輸出ポイントへ。
基本的に物資の輸送は施設に応じて自動で行われるが、一部は指定が必要。

コカインは加工ラボで塩酸を加える工程があるが、いずれもかなり簡略化されている。
麻薬の種類は三種類。乾燥大麻、コカイン、メタンフェタミン。

舞台は架空の国で、生産から加工、密輸までひとつのマップですべてプレイヤーが行う。他国からの原料輸入はない。他のカルテルとの協力もない。他のカルテルはすべて敵対状態で交渉・取引などはない。敵キャラクターが存在せず、相手から攻めてくることもないので、実質的にカルテル抗争は存在しない。

敵カルテルの施設にルテナントを送り込むと、ルテナントの戦闘力と施設側の防衛力によってゲージが増減する。プレイヤーはみてるだけ。

経営シムとして目新しいのは汚れた資金 dirty money合法資金 legal money の区別があること。施設の建設に使えるのは合法資金のみ。とはいえ銀行に汚れた金を運ぶと自動的に洗浄してくれるので今のところほとんど意味はない。

もうひとつは司法当局との駆け引きがあること。イベントで買収を断ったり、倉庫から在庫が溢れると警察の目が厳しくなり、摘発されることもある。まあ駆け引きというほどの内容でもないか・・・

ここまで書いてみて、麻薬カルテルと言うよりは麻薬農家を体験している気がしてきた。

つづく