RIOT:壮大なおしくらまんじゅう

RIOT - Civil Unrest

現実のシリアスな出来事をゲーム化したもの。This war of mine と似たコンセプトですね。ゲームジャンルでいうと非対称型RTSとなるみたい。暴動側(デモ隊)vs 警官隊。

トレイラーを見ると蜘蛛の子を散らすように逃げていく民衆が映っていたりして楽しそうです。で、そのシーンに偽りはないんですが、実際のプレイ感はおしくらまんじゅう

みっちり
催涙弾が落ちたところから同心円状に逃げ出すので、警官隊の前でぎゅうぎゅう詰まる。ガスはしばらくすると収まって、またデモ隊が同じように集まってくる。ライフルで人溜まりを撃っても逃げ出さない。おそらく撃たれた人とその周りが反応しても、後ろが詰まっていて逃げられないのだと思います。こんな感じでユニットの挙動に不自然な部分があります。それからルールにも問題がありそう。

このサークル内を奪い合う
マップやシナリオによって微妙な違いはあるけど、制限時間が経つまで特定の位置を専有するか、排除すれば勝ち。このルールのためにおしくらまんじゅうアルゴリズムになったのか、おしくらまんじゅうを解消できないからこのルールを取らざるをえなかったのか。後者な気がします。

全景は一枚絵
だだっ広い一枚絵のフィールドにわずかな群衆と警官隊がいるだけなので、緊張感がなくどう見ても平和なデモ隊だし、おしくらまんじゅうになるのも仕方ない。


たまに変なラインがはいったり表示が崩れたりするけど雰囲気は良いです。これはエジプトの「怒りの金曜日」シナリオのシーン。当時のニュースを覚えている人なら、そういえばそんなこともあったなあという気持ちになれるはず。

操作性は……あまり良くない。催涙弾を撃とうとして味方ユニットを選んでしまうことがよくある。


デモ隊、警官隊それぞれ事前セットアップもできます。内容は両者で少し違う。デモ隊側だとユニットを強力にするほど自動的にユニット数が減る仕組み。けど違いがわかりにくいのが苦しい。おしくらまんじゅうだから。ユニット数は変わるけど部隊数は固定で、部隊の統合、分割などはできない模様。

デモ隊と警官隊のにらみ合いだとか、交渉、回り込んで鎮圧といった駆け引き要素がほとんどなくて、衝突が始まったところからゲームスタートするのが問題かもしれないですね。これ面白くなるのかな。とはいえここに駆け引き要素も組み込むのはかなり大変そう。いちおうパブリックオピニオンだとか暴力性だとか、実力一辺倒ではクリアできないスタンスがにじんではいるのですが、うまく働いていない感じ。